アラフォー日記

富士山に登ったら人生観変わっちゃった時のお話。ご来光が眩しいぜ!!

今から11年前に30歳記念として、人生初の富士登山をした時の事をお話したいと思います。

尚、富士登山で経験したこと、思ったことを綴っていますので、登山に関するノウハウではありませんし、現在では富士登山のルール等にも改定があるようなので、あくまでも昔話としてお読みください。

富士登山決行まで

「日本人として生まれたからには、いつか富士山に登ってみたい!」

そんな思いが26歳頃から沸々と湧いており、友人達に度々声を掛けるも、全員に断られていました・・・。

久しぶりに電話した友人には、開口一番「富士山なんか行かないからねッ!」とも言われていました(笑)

アラフォーおひとり様の今なら、一人でも全然平気なのですが、当時はまだ恥じらいも持っていたので、当時付き合って3ヵ月になる同い年の彼に、バーミヤンの駐車場で土下座をして「どうか一緒に富士山に登ってくれ!」と懇願し、なんとか無事に同行者を見つける事に・・・。

五合目から本八合目

富士登山決行の日、当時埼玉県所沢市に住んでいた私と彼は、西武新宿線で新宿駅まで行き、そこから高速バスで富士山五合目へ向かいました。

五合目のレストランで腹ごしらえを済ませ、いざ登山開始!!

目指すは事前に予約してある、本八合目の山小屋です。

本八合目までは大人の足でだいたい5時間弱。

最初、ツアーみたいなのに申し込んでいたのですが、台風と重なって中止になり、結局フリーで登る事にして正解でした。

なぜなら・・・5時間弱で登れるはずの本八合目まで・・・

私は11時間かかりました・・・。

いやいや、本当にキツかったです。

予定の時間を大幅にオーバーしたので、山小屋での休息は3時間程でした。

山小屋ではカレーライスが出たのですが、これがなんともまあ美味しいのなんのって。

学校給食のカレーって何故か美味しく感じますよね・・・一気にたくさん作っているからなのでしょうか?

まさにあんな感じの美味しさです。

食事と一服(当時は富士山でタバコが吸えました)を終えた後は、少しの仮眠を取ることに。

※山小屋で受付をする時に、ご来光を見るかどうか聞かれるので、見る方はご来光の時間に間に合うように山小屋のスタッフが起こしに来てくれます。

本八合目出発~ご来光

起床後、支度を済ませいよいよ山頂まで登山開始。

本八合目から山頂までは、大人の足でだいたい80分とのことでしたが、九合目から登山客でごった返して大渋滞になっていました。

早朝&山頂付近ということもあり、気温は5℃。

疲労と寒気となかなか進まない棒立ち状態から、立ったまま睡魔が襲ってきます。

ああ、人間って立ったままでも寝れるわ・・・なんてことを思いながらも時々我に返り、

「寝たら死ぬぞ!!」

そんな言葉を何度も心の中で繰り返し、やっと起きている状態でした。

眠気と戦いながらも少しずつ渋滞も進み、山頂手前で日が昇ってきました。

出典:http://conexions.org/archives/803

※残念ながら当時の写真は残っておりませんでしたので、お借りしてきました・・・。

「今年は本当に辛かった、感動して泣きそう・・・」

そんな言葉が後ろの女性登山者から聞こえてきて、思わず目頭が熱くなりました。

ご来光は、最高に綺麗でした!!

これを見る為に11時間頑張った、と言っても過言ではないほどです。

その時の感動は、今でもこの目に焼き付いております。

そしてこの時に思った事があります、それは・・・

少しずつでも前に進めば、必ずゴールはあるんだな・・・

それまでなんの努力もせずに楽な道を生きてきて、徒歩5分の距離でもタクシーを使うほどの怠け者だった私が、富士山の山頂付近からご来光を見て、人生観が変わった瞬間でした。

山頂から下山まで

ご来光で感動して人生観まで変わっちゃった瞬間でしたが、ゴールは山頂ではない事をこの時の私はまだ知りませんでした・・・。

山頂までは登山客の大渋滞もあって、結局120分かけて登頂。

山小屋でもらったお弁当を食べ、少しの休息ののちに下山する事に。
(富士山山頂を一周する「お鉢めぐり」なんかもあるのですが、疲れきっていたので無理でした)

山頂から五合目までは、大人の足でおよそ4時間とのことでしたが、なんと私は9時間もかかりました・・・。

登りよりも下りの方がキツイです・・・。

普段も階段を降りる時なんかに、左膝に痛みを感じる事があったりしたのですが、

痛み、ココで発動。

膝を、内側から鋭利な金具でグリグリとされているような激痛が走ります。

痛みを堪えながら、少しずつですが下山していると、その横を小学生くらいの子供が軽快に走っていきます・・・。

まさにこんな感じ(笑)

帰りのバスの時間が迫っているので私も急ぎたいところなのですが、痛みでなかなか前に進めません・・・。

食糧を運ぶブルドーザーが通る度に「ああ、あれに乗りたい・・・」と何度も思いました。

ロバで五合目から途中まで行く事も可能です、子供なら親がおぶってもくれるでしょう。

否、私のような大人がフリーで登山するという事は、登るのも下りるのも自分の足しか出来ません。

誰も代わってくれないから仕方なく自分で下りるしかない・・・。

何度も投げ出したくなったし、山小屋に戻るか五合目まで下りるかの二択で迷いましたし、バスの時間に間に合わなくなるので、彼とも喧嘩になりました。

彼「頑張れよ」

私「頑張れないよ!」

そんなやりとりとしながら、亀のようにゆっくり・・・9時間かけて下山しました。

予定していたバスには乗れず、富士河口湖駅に着いたのが夜の9時過ぎ。

半ば、帰ることは諦めていたのですが、なんと!最終の高速バスにキャンセルが出て、無事深夜1時に自宅に到着。

帰りのバスでは、遠ざかる日本一の標高(今では世界遺産ですね)の富士山を見ながら、

富士山は見るものであって、登るものではないな・・・。

とつくづく思いました。

富士登山翌日

富士登山帰宅から死んだように眠り、疲れもだいぶ取れ、起床後最初に思ったのが、

また登りたい・・・

喉元過ぎればなんとやら・・・です。

あの感動が忘れられず、しばらくは余韻に浸っていました。

この富士登山を経験した事で、

  • 何かをやり遂げる達成感
  • 自分の力で何とかする事

この二つを齢30にして初めて覚えました(笑)

ちなみに、この富士登山が今のところは、最初で最後の山登りです・・・。

まとめ。

  1. 富士登山で最後までやり遂げる事を学んだよ。
  2. 忘れていたけど、富士山から見る流れ星はこぼれ落ちそうなくらい綺麗だったよ。
  3. ご来光は10年経った今でも目に焼き付いているくらい感動するよ。
  4. 人に頼らずに、自分で頑張る事を覚えたよ。
  5. 日本人なら一度は富士山に登っとけ。

以上が30歳の時に人生観がちょっぴり(?)変わった、富士登山でのお話でした。

なんとな~く毎日を生きるのも楽しいですが、何かちょっと頑張ってみたい、思い出に残る事がしたい、なんて時には富士登山はオススメです。

(その後、東日本大震災、父の死、と人生観が大きく変わる出来事があり、現在の私が形成されておりますが、そのお話はまたの機会に・・・。)